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チャリティーライブ「空と海の間に~福島の子ども達へ」

お待たせしました。
パソコン不調のため、ご報告が遅くなり大変失礼しました。

先週17日は、石橋和子チャリティーライブ「空と海の間に~福島の子ども達へ」に、
お忙しいところ遠方からも沢山の方にお越し頂き、
本当にありがとうございました。

声帯を痛めて以来5 ヶ月ぶりのライブという事で、当日ギリギリまで喉が心配でしたが、
直接、間接的に支えてくださった沢山の方達のお陰で、
無事 最後まで歌いきることができました。
改めて、心から感謝いたします。

平和な未来へ繋がることを意識してカムバックしてから、
音楽を通して出来ることをといろいろ模索していましたが、
今回は、チャリティーライブとして、
ライブのミュージックチャージ全額と、なんとさらに会場で寄付をして下さった方達の志を加えて、
「未来の福島子ども基金」と、その中の「沖縄・球美の里」に無事寄付することができました。
ここにご報告いたします。
他にも、リハーサルのスタジオを提供して下さった方達や、
当日は参加できなかったけれど 応援のお声かけを頂いた方達など、
皆様の暖かいご協力に、心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

さて快く参加してくださったミュージシャン達を、ご紹介させて頂きます。
まずはパーカッショニストのHANAKOさんこと 加藤華子さんとは何度かコラボして頂いていますが、
繊細で華麗なパーカッションと達者なトークで、ムードメーカーとしても貴重な存在です。
メタル・ロックからカントリーやチンドンまで、音楽的素養は幅広く、
ドラム缶のような四角い木の箱に腰掛けて箱を叩く楽器・カフォンはお手製だそうです。
しかも正面の板は、なんと彼女自身がペイントしたもので、季節によって変えられます。
今回は、夏らしくイルカが跳ね上がる海の絵でした。

次に、ヴァイオリニストのみっきぃこと 石内幹子さんは藤原紀香に似た美人で、クラシックからジャズ・ロックまで、
幅広いジャンルをこなしながらも、しっかり自分の世界を持っているクールで情熱的なミュージシャンです。
今回、初めてコラボさせて頂きましたが、聴いて直ぐ、その場でぴったりの音を出せるのはサスガです。
フランスでレコーディングをしてきたCDが近々発売されるとの事、楽しみですね。

そして白一点、ギタリストのホセさんこと ホセ有海さんは、何といってもハートフルで達者なギターだけでなく、
ボーカルも渋いのです。Jam Strings というユニットを、バイオリンのみっきぃさんと組んでいます。
彼もジャンルを問わずロックから演歌までコラボするそうなのですが、人懐っこい穏やかな笑顔が、
音で爆発する感じ。たぶん、根っからの音楽好きで、いつも音を探しているのではないかという気がします。

この 3 人の強力な助っ人を得て、2時間21曲をタップリお聴き頂きました。
新曲や新しいカヴァー曲だけでなく唱歌もあり、いつもと少し違う選曲に驚いた方もいらしたようでした。

オープニングは、Jam Strings と華子さんの「見上げてごらん夜の星を」をバックに、
昨年9月「さよなら原発5万人集会」で大きな感動を呼んだ福島在住の武藤類子さんのスピーチの一部を、
私の朗読でお聴きいただきました。

見上げると、そこには星。
その星に、一日も早く平和で安心して暮らせるようになることを願って、「星に願いを」を歌いました。

続いて、今度は「浜辺の歌」に乗せて「福島の子ども達からの手紙」を紹介しました。
「夏に海で泳げなかったので悲しいです。」という少女は、今年はどこか安全な場所で海水浴が出来るといいなと思います。
そのまま続けて、
「空と海の他なにもない ~」で始るオリジナル「恋に消えても」と「HAPPIEST」。
次に、
井上陽水さんの「少年時代」「いつのまにか少女は」。そして夏といえば「Summer time」。
この日にお誕生日だった方へのプレゼント曲?月の歌メドレー。「It's a only Paper moon」「コロラドの月」。
そして1部最後は「十六夜」を。
曲中で朗読と歌を歌ったのは初めてでしたが、チャリティーならではの演出でした。

2 部は、Jam Strings の「In the mood 」に途中から華子さんと私が参加して、お決まりの右向き、左向き、上向き、下向きをご一緒に!
ホセさんのリードもカッコよくて、楽しかったです。
続けてオリジナル「モッキンポット・ブルース」へ。
そして、このチャリティーのために作った「微笑みの明日へ」を、ホセさんと華子さんのコーラスを入れて掛け合いで。

何気ない日常の中にある人や自然こそが、生きている源であるのかも「WHat a wonderful world」。
戦後の瓦礫の中で花畑を想像して作られた曲、福島の花畑を眺められる日は来るでしょうか、「花の街」。
たとえ なる様になるとしても諦めたくはない「ケサラ」

さて1部は月でしたが、2部は空の星の歌を。「星影の小径」「Stardust」。
広い宇宙に一人でも自分を理解してくれる人がいれば。オリジナル「I'll be right here」
最後は、新しい窓を開けるために時は流れてゆく「さよなら」。


初めてお出でくださった方が、帰り際にわざわざ戻ってきて「癒されたあ。」と一言。
仕事場で仲間といる時や家事をしている時に,聞きたい歌、必要な歌だと。
とっても嬉しかったです。

最後に会場でご協力頂いたWelcomebackの店長さんが書いてくださったライブリポートも、ご紹介します。

本当に、皆々様、ありがとうございました!
2012年7月17日
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●●POPS NIGHT●●


     music charge \1,500
     *オーダー&テーブルチャージ(@500)別
     open 18:30
     start 19:30

【ライブ・レポート】



 「2011年3月11日。私たちはあの日から、色んな思いを胸に生きてきました。」
すっと、心に語りかけて来るような、石橋さんの朗読からステージは始まりました。
浜辺の歌では、福島の子供の詩を朗読されましたが、その言葉はまるで、石橋さんの声を借りて、子供が私たちに話してくれているようでした。
詩が、歌が、まるで星が降るように、ゆっくりキラキラと降って来ます。
石橋さんの歌は、温かく優しく、全てを包み込むように。そして、ギターとパーカッションが、情感をより鮮明にさせ、ヴァイオリンの音色がスケールを広げていきます。
「自分の想像を絶する出来事があって、その時、思いを歌に乗せても、自分の目の前にいる人くらいにしか届かない事が最初はショックだった。でも、“それでいいんじゃない”と言われて、凄く納得できたんです。」そう、話してくれました。
中でも、未来を担うであろう子供達の事に、石橋さんは心を尽くされていました。
誰にでもあった、子供の時間。
空を見上げて、星を数えたり。月と追いかけっこをしたり。
真夏の太陽を見上げて、手を翳したり。土と、草と、日向の匂い。
目に映る自分の居場所が「絶対」だった時間。
そんな頃に思いを馳せながら、「今」を思う。
~空と海の間に~
私たちは生かされているのだという事実。
「命」というテーマが、素晴らしくシンプルに表現されたステージでした。
~I'll be right here~





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