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ふるさとの5月


いつの間にかゴールデンウィークも過ぎ、春も終わりかと思いきや、相変わらずお天気の気まぐれな事といったら!
何ヶ月も季節が行ったり来たりを繰り返す毎日ですが、皆様お元気でいらっしゃいますか?


さて今日は母の日。

デパートや花屋の店先には、華やかにラッピングされた赤いカーネーションの花束がいっぱい並んでいました。

我が家にも、独立していた娘が可愛い花束を持ってわざわざ来てくれました。

しみじみ大人になったなあと思う、嬉しい、有難いことでした。

5月と言えば、子供の日と母の日がある月ですが、

時々、私は「母」と「子」の両方の気持を行ったりきたりする事があります。



母に送った花束で、忘れられないのは、高校を卒業して直ぐの頃。
たまたまTVで、「自分の誕生日は母親に感謝する日」と言う映画評論家の話を聞いて、
私の誕生日に、「私を生んでくれてありがとう!」と、初めて花を送りました。

その時の母は、「あんたって子は、もう、、!」と、驚いたように言葉を詰まらせ、喜んでくれたものの、予想もしなかった反応に驚いて、自分でも訳がわからず、かえって困ったものでした。
今では、その時の母の気持も理解できるようになりましたが。
子供を産むと言う事は、大変な事に違いありません。


10年以上前、母が認知症と分かった時、すっかり音楽から遠ざかっていた私に「もっと歌ってほしかった。」と言った母。

その時の一言で、また歌い始める事が出来、もう一度自分を取り戻せたような気がしています。

改めて今は亡き母に感謝です。もっと聴いてほしかったと思いますが。



その当時は、まだ「認知症」よりも、「痴呆症」と言う言葉の方が通っていて、

お元気なお年寄りからは「アアは、なりたくないね。」といわれ傷ついた事も有りましたが、

落ち込んでいた時、ラジオから流れてきた歌に、深く慰められた事がありました。

それは5月の「NHKみんなの歌」で、さりげないけど美しい曲が、ずっと耳に残っていました。

暫く忘れていたのですが、そのタイトルが何故かふと浮かんできて、今回、初めて歌ってみたいなと思いました。

素朴で素直な子供心を感じさせる尾崎紀世彦さんの「ふるさとの5月」。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、

彼にしては珍しく淡々と、声量を押さえた歌い方で、穏やかで安らかな故郷と愛情溢れる母の面影が浮かんでくるようでした。



誰にとっても子供の頃の幸せな時間は、かけがえのないものですが、

昨今の社会情勢に、これから先も、代々、順々に残していけるものだろうかと、ふと不安になった事も、この曲を思い出した要因にあるかもしれません。
凄まじい変化が日々起きている中で、どう進むべきか迷う事も多々ありますが、少しでも気持をらく~に出来る場所を、

せめて心の中にだけでも、しっかり持っていたいものですよね。
10年以上も前に聴いた歌を思い出して、ジンワリ感動するなんて、
音楽は、癒しのタイムカプセルのような役割もあるのかなと、改めて思いました。


さて、ご案内が遅くなりましたが、Go To A-Dayの五月のライブ。

今回は、新しいカバー曲が3曲もあります。
「ふるさとの5月」の他に、オールデイズのアメリカンポップス、そして、

あの超有名なデュオの超有名なヒット曲で超難曲というチョウが飛びすぎる曲にも挑戦します。

どうぞお楽しみに!



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★2017年5月22日(月)大塚「Welcome back」

石橋和子&Go To A-Day「ふるさとの5月」

出演:石橋和子(Pf.Vo)

    ホセ有海(Gt.Vo)

    加藤華子(Per.Vo)

開場 18:30 開演 19:00

入場料:¥3500(ドリンク別)
(music charge¥3000+table charge¥500)

場所:「Welcome back 」http://www/welcomeback.jp

東京都豊島区南大塚 3-44-11フサカビルB1。

  Tel &Fax: 03-5957-5141

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